欲張り社会人仕事について考える

世の中にはいろいろなお仕事がありますよね。私はその中でも設備設計という仕事をしています。

この仕事は業界の方には伝わりますが、一般の方にはあまり馴染みがない職業ではないかなと私自身思います(笑)

建物の「設計士」は大きく3種類に分類され、

  • 意匠設計 主に建物のデザイン(外観、内観)を決定 
  • 構造設計 建物が重さや、災害に負けないような構造にするための骨格を決定 
  • 設備設計 建物に電気や空調、水など人が生活する上で必要な機能を決定 

上記のように分けられ、3分野の設計士が経験を駆使して建物を設計していきます。
設備設計は多くの組織設計事務所、建設会社で更に機械設計と電気設計に分けられています。

仕事内容は、
各部屋で求められる負荷を想定(どのくらいの人がいる? 住宅? ホテルの客室?など)し、適切なエネルギーを供給することで建物全体が機能を損なうことが無いよう必要な機械の能力の算出を行ったり、それら機械の置き場、各部屋までのルート(配管、ダクト、ケーブル etc)を計画することが主な仕事です。

機械設計は一般的に空調と衛生(水回り関係)関係を担当し、電気設計は電気関係(照明、コンセントetc)を担当します。

設計の分野って専門性が高く、新規参入しづらい分野と思われているかもしれませんが設備設計に関していえば、大学で設備設計を専門で学んでいるところは私が知っている範囲ではないですし、

流体力学や、電気分野の学問に精通している方であれば、比較的挑戦しやすい業種だと私は思います。
(もちろん未経験でもどうとでもなります!)

私は建築を専門で学んでいましたが、同僚には機械系や物理系を専門としている方も大勢いらっしゃいます。

しかし、設備というのは特性上、利用者の目に触れない部分であることが多く、地味な側面もあります。

また、近年はAlexaやSwitchbotのような暮らしを快適にするデバイスが多く世に出ており、夏は涼しく、冬は暖かいだけでは到底、人々は満足できない時代になっており、AIを含め、その技術革新たるやすさまじいものがあります。

設備設計はこうした技術も取り入れつつ、建物の快適性や温熱環境を確保する必要があり、求められる業務の幅が非常に広く、絶えず技術の向上が求められる分野であります。

よって、設備設計は、

学ぶことが好きな人、新しいことにはチャレンジせずにはいられない人、コミュニケーションが得意な方にはとてつもないやりがいを与えてくれる職種

だと私は思います。

よく、AIの発達に応じて、日本の仕事の5~6割ぐらいの業種がとって替えられるというような記事を見かけます。建設作業員も無人の機械が導入されて作業員不足が解消されるといったことも記載されている記事も見かけます。

一方、設計という仕事は上記で説明したような、最適な室内環境を保つだけではなく、発注者の要望に応じて使い勝手を考えたりと、人の感性による影響も大きいため、とって替えられることはないだろうな~と安易に考えております。(笑)

しかし対策は必要で、AIに替えられないような人材になるにはどうしたらいいか考えると、自分にしかできない価値を見つけることが一番の有効打かと思っている次第です。

けれども自分にしかできないものって世の中にほとんどないと思います。大体どの分野にも先駆者がいて、先輩がいると思います。でもそれらの掛け合わせることによって新たな価値が創造されることで、唯一無二の存在になり、AIにとって替えられることが無いような人材になれるのでは?というのが今の私の結論になりました。

何を書きたかったか忘れましたが、今後も本業以外の知識も蓄えながら唯一無二な人間になれるよう、欲張って生活していこうと思います!

皆さんも欲張っていきましょ~!

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